PDFのページをPNG・JPG画像に変換する
この変換ツールの仕組み
PDFは各ページをピクセルの格子ではなく、ベクターのテキストとレイアウト指示として記述しているため、写真のように画像の枠へそのまま差し込むことはできません。このツールは文書をラスタライズします。PDF.jsがファイルを読み込み、各ページをHTMLのcanvasに描画し、それをPNGまたはJPGとして書き出します。入力が1ページなら出力も1枚。5ページのPDFからは、それぞれ元のページの縦横比を保った5枚の画像ファイルが生成されます。
こんなときに使う
PDFが表示されない場所にページを載せたいときに役立ちます。たとえば一覧用のサムネイル、スライドに貼る図版、チャットアプリで共有するグラフ、Webページに埋め込むプレビューなどです。長い報告書から図を1枚だけ取り出したいとき、スクリーンショットを撮って手作業で切り抜かずに済む手早い方法でもあります。
テキストや表、線画で構成されたページには、輪郭をくっきり保つ可逆圧縮のPNGが向いています。スキャンや写真の多いページには、輪郭の完璧さよりファイルの軽さが効くJPGが適しています。
具体例
12ページの四半期報告書のうち、プレゼンに必要なのは3ページ目だけだとします。ファイルを読み込み、出力をPNGにして、解像度を高または超高に上げてから変換します。各ページは選んだ倍率で描画され、3ページ目だけを単独でダウンロードできます。全体がほしければ、12枚をまとめて1つのZIPアーカイブで取得することもできます。プレビューから切り抜くのではなく、その都度新たに描画されるため、拡大しても文字がにじみません。
解像度・形式などの注意点
解像度は、各ページを何ピクセルで描画するかを決めます。標準は画面表示に十分で、高や超高はcanvasを大きく描いて印刷や細部の確認に向きますが、そのぶんファイルは大きくなります。JPGで書き出す場合は品質レベルを調整し、鮮明さとファイルサイズのバランスを取れます。PNGは常に可逆圧縮です。パスワード付きのPDFにも対応しており、パスワードを一度入力すればページは通常どおり描画されます。これらの処理は入力したパスワードも含め、すべてPDF.jsがお使いの端末上で行い、文書の複製がどこかへ送られることはありません。