端末内で動くAI背景除去のしくみ
このツールができること
AI背景除去は、写真から主要な被写体を、その背後にあるものすべてから切り離します。このツールはWebAssemblyにコンパイルしたU²-Netセグメンテーションモデルを実行し、画像を1ピクセルずつ解析して、被写体が終わり背景が始まる境界を示すマスクを推定します。そのうえで背景を消し、被写体の輪郭を保ったきれいな切り抜きを出力します。
色に基づく単純な切り抜きではなく意味的なセグメンテーションを行うため、ごちゃついた背景や被写体と近い色の背景でもきれいに処理でき、グリーンバックや手作業の選択は要りません。
こんなときに使う
白や透明の背景に置いた商品写真、別のシーンに移したいポートレート、スライドやサムネイル、フリマ出品用のロゴ風の切り抜きが欲しいときに役立ちます。背景をブランドカラーの単色に差し替えれば、商品写真のセットを手早く統一できます。
デザインツールで重ねるための透明なPNGが欲しいときや、被写体をまったく別の写真の手前に合成したいときにも便利です。
例: ポートレートの切り抜き
散らかった部屋の前に立つ人物のJPGを置いてみましょう。モデルが人物を分離し、結果パネルには透明を示す市松模様の上に人物が表示されます。「単色」を選んで白にすれば背景がすぐに塗りつぶされ、「画像」を選んでビーチの写真をアップロードすれば、その上に人物を合成できます。透明な輪郭を残すならPNG、選んだ背景となじませてより小さいファイルにするならJPGで書き出します。
注意点とエッジケース
初回だけ約4.4MBのモデルをダウンロードしてキャッシュするため、2回目以降の切り抜きはすぐに始まります。被写体が背景からはっきり浮き立っているほど結果は良く、コントラストが高く輪郭のはっきりした画像がもっともきれいなマスクになります。一方、細い髪の毛やガラスのような透明な物体は、どんなセグメンテーションモデルにとっても難しいケースです。入力はJPG・PNG・WebPで最大10MBまで対応します。透明度が保たれるのはPNG書き出しのときだけで、JPGはアルファチャンネルを持たないため、選んだ背景を必ず焼き込みます。