画像フォーマットの選び方と変換
このツールができること
画像フォーマットは、同じピクセルを異なる方式で符号化したものです。JPEG は目にほとんど気づかれない情報を捨てて写真を小さなファイルに圧縮し、PNG はすべてのピクセルをそのまま保ち透過にも対応します。WebP や AVIF といった新しいフォーマットは、アルファチャンネルを扱いながらさらに圧縮を進めます。このツールはアップロードした画像をデコードし、選んだフォーマット(JPEG、PNG、WebP、AVIF、TIFF、BMP、GIF)へ再エンコードします。ピクセルデータの読み書きにはブラウザの Canvas API を使います。
元画像をいったん完全にデコードしてから書き出すため、単にファイル名を変えるのではなく、変換先フォーマット本来の圧縮と色処理を伴う本物の再エンコードが行われます。
こんなときに使う
最も多い用途はページの軽量化です。PNG で保存した写真や大きすぎる JPEG は、見た目を損なわずに WebP や AVIF へ再エンコードするとサイズが数分の一になることが多く、読み込みが速くなり Core Web Vitals の改善にもつながります。逆のケースも同じくらいよくあります。Web からダウンロードした AVIF や WebP のファイルは、古いエディタや印刷用の工程、メッセージアプリで開けないことがあるため、JPEG や PNG に戻して互換性を取り戻します。
印刷所向けの TIFF、メール添付用にフラット化した JPEG、どんな背景にも載せられるロゴ用の PNG など、特定のコンテナが必要なときにも役立ちます。
例:PNG から WebP へ
透過背景の 1.2 MB の PNG ロゴがあるとします。出力フォーマットに WebP を選び、品質スライダーを調整します。80 前後にすればたいていロゴは鮮明なままです。WebP は PNG と同じくアルファチャンネルを持つため、透過部分は透過のまま、ファイルは数分の一のサイズになるのが一般的です。サイズ変化の表示で節約できた量が正確にわかり、まれに出力が元より大きくなった場合には警告が出ます。
透過・品質・対応状況
透過が残るのはアルファチャンネルに対応したフォーマットだけです。透過を保存できない JPEG や BMP へ透過 PNG を変換すると、背景色の設定でその領域を選んだ単色で塗りつぶし、黒く残ることはありません。PNG のような可逆フォーマットはすべてのピクセルを保ちますが、JPEG・WebP・AVIF は非可逆で、品質スライダーがファイルサイズと見た目のディテールの兼ね合いを決めます。AVIF は最も高い圧縮率ですが、エンコードがブラウザに依存するため対応範囲は WebP より狭めです。1 枚あたりの上限は 10 MB です。